環境への取り組み
地球温暖化による気候変動などの環境課題を重要な経営課題と認識し、事業活動を通じて環境負荷の低減と環境保全活動に取り組み、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現に向けて、環境経営を推進してまいります。
環境経営宣言
私たちは、鉄道工事を基盤とした「総合建設業」として、安全・安心を最優先に考え、社会資本の整備、創造と地域社会の発展に貢献するため、一人ひとりが「SDGs」と「カーボンニュートラル」の重要性を認識し、「第一建設工業 環境計画」を通して、環境保全活動に積極的に取り組みます。
「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「自然共生社会の実現」からなる3つの戦略について、重要課題の特定、事業戦略、活動計画を策定し、「環境経営」を推進し、「持続可能な社会の実現」を目指してまいります。
環境活動指針
- 温室効果ガスの排出を実質ゼロにする脱炭素社会の実現に貢献します。
- 3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進し、循環型社会の実現に貢献します。
- 生物多様性に配慮した事業活動を推進し、自然共生社会の実現に貢献します。
- 環境教育を通して、環境リテラシー向上に努めます。
- 環境マネジメントシステムで環境保全活動を推進すると共に、継続的な改善に努めます。
環境経営推進体制
環境経営推進委員会を設置し、環境を主とする様々な重要課題等の検討を行います。全社員参加型の活動を展開するため、総合企画本部内に環境経営推進部を設置し、推進体制を整備しております。
マネジメントシステム
環境及び品質に関するマネジメントシステムを全社で運用し、環境へ配慮しながら、高品質で効率的かつ生産性の高い事業活動へ向けて取り組んでいきます。
ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を2003年11月に取得し、「省エネルギー」「省資源」「長寿命(長く使用できる)」の建物・構造物を提供すること、地球環境にやさしい施工方法、施工の設備を選定することを基本方針として、環境負荷の低減に取り組んでいます。
ISO9001(品質マネジメントシステム)の認証を1998年7月に取得しました。ISO9001認証取得はお客様重視の信頼できる企業であることを国際的に証明するものであり、従来から実施してきた仕組みやルールと併せてさらに充実したシステムを運用し、継続的に改善しています。
環境方針
- 環境に配慮した施工と環境負荷低減のための活動により環境汚染を含む環境保護の予防に努める。
- 方針達成と環境マネジメントシステムのパフォーマンスの向上を図る。
- 法規制及び当社が認めるその他の要求事項を順守する。
- 社内外に広くコミュニケーションを図り、方針の公開など必要な情報の開示に努める。
- 環境マネジメントシステムの有効性の継続的な改善を行う。
品質方針
- 安全を最優先に、お客様のニーズにあった提案と高い技術力により、高品質な成果物を提供することで、全てのお客様から喜ばれ信頼される企業
- 社員が自分の仕事に誇りを持ち、やる気と働き甲斐のある魅力的な企業
- 健全な財務体質の維持と資産効率の向上により株主・投資家の皆様からの期待に応えられる企業
- 地域に根ざした企業として地域社会の発展に貢献し、地域の皆様から信頼される企業
品質方針の実現のため、品質目標を設定して取組みを進め、そのレビューを行うと共に、要求事項への適合及び品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善します。
環境計画
事業活動における環境負荷の低減を通じて持続可能な社会の実現と地球環境保全に貢献するため、「第一建設工業 環境計画~カーボンニュートラル・チャレンジ2050~」を策定しました。
変化する地球環境に対応するため、定期的に内容の見直しを行う予定としています。
第一建設工業 環境計画~カーボンニュートラル・チャレンジ2050~
環境データ
環境に関する主な実績データにつきましては、下記よりご覧いただけます。
対象年度 | 対象データ |
---|---|
2020年度 | 環境データ(2020) |
2021年度 | 環境データ(2021) |
2022年度 | 環境データ(2022) |
2023年度 | 環境データ(2023) |
※環境データには、独立した第三者保証報告書も含まれます。
各種取り組み
脱炭素社会の実現
事業活動を通して排出するCO2排出量について、2020年度の実績を指標とし、2030年度には30%削減、2050年度にはCO2排出量”実質ゼロ”を目指し、取り組んでおります。
・エネルギー使用量の削減に向けた取り組み
本社・新潟支店社屋では、2023年5月から6月にかけて照明設備のLED化工事を実施しました。LED化工事や省エネ活動等の効果により、電気使用量が約13%減少し、エネルギー使用量の削減に寄与しております。
※空調を含む電気使用量であり、気温の状況や省エネ活動の効果も含まれております。
・100%再生可能エネルギー導入
2024年4月より、本社・新潟支店社屋、研修センター、新潟鉄道建築工事所および新潟土木工事所の使用電気において、100%再生可能エネルギーを導入いたしました。今後も、再生可能エネルギーの導入を拡大するとともに、環境に配慮した事業活動を推進することで、社会全体が直面する環境問題に対して、企業としての役割を果たすべく、取り組んでまいります。
本社・新潟支店社屋
(新潟市中央区)
研修センター、新潟鉄道建築工事所および新潟土木工事所
(新潟市江南区)
・現場事務所での太陽光発電利用(エコソーラーハウスの導入)
・ZEB、ZEH-Mの普及促進
2022年7月にZEBプランナー制度、2023年7月にZEHデベロッパー制度に登録し、ZEB及びZEH-Mの普及に取り組んでおります。
詳細はこちらよりご覧ください。
・グリーンカーテンの設置
CO2削減・夏の節電対策として、現場事務所、休憩所等へのグリーンカーテンの設置を推進しております。
新潟鉄道建築工事所および新潟土木工事所
(新潟県新潟市)
現場事務所
(新潟県阿賀野市)
現場事務所
(新潟県新潟市)
循環型社会の実現
建設副産物の総排出量抑制及び再資源化の推進、電子マニフェストの普及推進等に取り組んでおります。
産業廃棄物の再資源化率
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2030年度目標 | |
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再資源化率(全社) | 80.3% | 86.4% | 88.2% | 91.3% | 96%以上 |
マニフェスト電子化率
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2030年度目標 | |
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電子化率(全社) | 81.7% | 91.6% | 93.9% | 95.7% | 90%以上 |
自然共生社会の実現
・生分解性作動油の使用
当社が管理する大型保線機械において、生分解性作動油の導入を完了いたしました。生分解性作動油は、自然界で容易に分解され、環境への影響を軽減します。自然共生社会の構築を目指し、環境と調和した事業運営を行い、生物多様性の保全と持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。
環境リテラシー向上
・環境経営の解説動画の制作
・環境社内報の発行
私たちは環境リテラシーの向上を目指し、環境経営解説動画の制作と環境社内報を発行しており、これらを通じて、社員一人ひとりが地球に優しい行動を意識するとともに、環境保護への理解を深めております。
環境経営解説動画
環境社内報